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退化することなんてできない!(メルマガサンプル)
〜いい人から脱却するには〜

 インターネットやブログなどで「お悩み相談」等のコーナーを見ていると、

「いい人から脱却するには、どうすれば良いですか?」

…といった悩みを持っている男性が非常に多いのが目に止まります。回答には、実にさまざまなアドバイスが寄せられますが、それらのほとんどは正解・正論・模範解答です。
 そして、それら正解のアドバイスの大半が意味のないアドバイスまたは実行不可能なアドバイスになってしまっているのが現状です。そう、本当の意味での悩みの解決にはつながらないものばかりなのです。

 当サイト(Little Riffle)発行のメルマガでは、モテない男性の"いい人"問題を中心に、人間関係から恋愛に至るさまざまな問題テーマについてお話ししていきたいと思います。


※メールマガジンのサンプルです。

テーマは期間ごとに変わります。人間関係と恋愛に関するテーマです。

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1.退化することなんてできない!

インターネットやブログなどで「お悩み相談」のコーナーなどを見ていると、 「いい人から脱却するには、どうすれば良いですか?」 といった悩みを抱えている男性が非常に多いのが目に止まります。

そういった"いい人関連"の悩みに対する回答には、実にさまざまなものが寄せられます。
そして、それらのほとんどは「正解」です。 さすが、皆さんよく分かってらっしゃる。
きっと、回答者さんの身の回りに実際にいる"いい人"のことを思い浮かべながら回答したのでしょう。 ですが、その「正解のアドバイス」の大半が「意味のないアドバイス」または「実行不可能なアドバイス」になってしまっているのが非常に残念でなりません。
本当の意味での悩みの解決にはつながらないものばかりなのです。

その代表的な回答として、以下のようなアドバイスがあげられます。

@.もっとワガママになると良い。
A.もっと強引になった方が良い。
B.欠点がないと面白味がない。
C.自分というものを持て。自分の気持ちに正直になれ。
D.男としての魅力がないから。
E.そんなあなたでも、好きになってくれる女性がいつか見つかるはず。
F.などなど。

日本人の価値観には、中国が発祥の「儒教思想」が深く根付いています。
周囲の人との協調性を重んじ、他人への思いやりややさしさや敬意、仁愛の心を持つことが大切と教えられて育ちます。たとえ「儒教」について詳しくなくても、そうやって育てられ、そういった価値観を大切にする社会環境の中で私たちは成長してきました。そして、その環境に素直に順応してきたのが"いい人"なのです。これはある意味、日本人として理想的な成長過程を踏んできた結果でもあるのです。

@〜B番までは「実行不可能なアドバイス」です。
せっかく理想的な成長を遂げて、いわゆる「好青年」になったというのに、今さら「ワガママになれ」とはいったいどういうことなのでしょうか?
他人に対して「強引な態度を取る」なんて、それこそ協調性に反する行為なわけだし、「欠点」なんかワザワザ無理をして作るようなものじゃありません。
すでに他人への思いやりややさしさや敬意を持ち、つねに協調性のある行動を自然にできるまで成長した"いい人"が、他人に対してワガママを言ったり、強引な態度で接して協調性を乱すような人間へと「退化」するのは不可能なのです。

人は、「進化」することならできます。
ワガママだった人や強引な態度で協調性のなかった人が、自分の未熟さに気づいて反省し、"いい人"へと進化することは可能です。これは良くある話です。
逆に「退化」する例としては、何らかの事件や事故に巻き込まれたり、人に裏切られて大切なものを失い、心が傷つき世の中を恨んで自ら「魔王の心」を宿すような場合です。これは「物語」の中では良く聞く話です。現実世界では、非常にマレな話です。

それでも「どうしても」というのであれば、もう"演技"するしかありません。ワガママな演技、強引な態度の演技をするのです。演技であれば、好きな欠点を自由に幾つでも作れます。
かつて"いい人"で悩んだ経験のある私も、実際にこの"演技"というものをやったことがあります。上手に演技することで、それで本当に恋人が出来ました。ハッキリ言って効果抜群でした。
(まさに"迫真の演技"をするためには、あらかじめ自分自身のスキルを高めておくことや、それなりの練習も必要でしたが...。)

しかし...しょせん演技は演技です。すぐにボロが出てきます。
下手くそな三文芝居など、簡単に見破られてしまうのです。つき合い始めて2ヶ月もしないうちに、本当は"いい人"だということがバレてしまい、「どうして好きになったのか分からなくなった。」とか「なんか"違う"と思ったから。」とか言われてフラれてしまいました。
(よし、ならば!)と思って、つき合い始めたあとも決して油断することなく、"演技"を自分の行動パターンとしてシッカリと定着させる努力をしました。おかげで、そのときの恋人とは約2年もの長続きをさせることに成功するのですが...最終的には「最悪の結末」を迎えてしまいました。

結論として、"演技"はダメということです。絶対に止めておいた方が良いです。ロクなことになりません。

C〜E番までは「意味のないアドバイス」です。
「自分というものを持った方がよい」というアドバイスは失礼です。"いい人"は自分というものをシッカリと持っています。(協調性が強いために、そう見えないことがあるだけです。)そもそも、自分というものを持っていない人には協調性を発揮することはできません。「自分の気持ちに正直になれ」と言われても、その正直になった結果としての"いい人"なのです。協調性を持つこと、他人に思いやりを示すこと、無理をしてやっているわけではなく、自分が本心からそうしたいと思ってやっているのです。
「男としての魅力がないから」とは...実もフタもない言い方です。だから、それを知りたくて相談しているんです。
「いつかは、見つかるはず」...そのときが来るまでただひたすら"待て"とでも?

回答者さんの方々も、決して悪気があるわけじゃないと思います。
それどころか、相談者さんの苦しみを汲み取って、何か共感するものがあって「何かお役に立てれば」と思って投稿してくれているのは伝わってきます。ただ、上記のような回答をする方々は、根本が分かっていないのです。問題の本質が、もっともっと深いところにあるのが分かっていないのです。

上記の他にも、以下のような回答がありました。

G.女性の名前を呼ぶときに、「さん付け」や「ちゃん付け」ではなく「呼び捨て」にすると良い。
H."いい人"から脱却するよりも、もっともっと相手に思いやりを持つことが大切です。

G番は確かに使えそうです。
私も、意識してやっていたわけではないのですが、そう言われてみれば過去において「ちゃん付け」で呼んでいた恋人よりも「呼び捨て」で呼んでいた恋人との恋愛の方が、盛り上がるか長く続いた憶えがあります。(実は、これには根拠があります。別のテーマのときに話そうと思います。)
この回答者さんは、実際にご自身が"いい人"で悩んだ経験をお持ちで、今もその状況を少しずつ打破している途中だということでした。さすがに、経験者のアドバイスは違います。この「呼び捨て作戦」だけでも、最初の第一歩ぐらいは踏み出せると思います。

H番はとても惜しいです。
回答者さんが、どのくらいの深い認識で回答されたのか分かりませんが、方向性としては正解です。一見(すでに相手のことを思いやっているよ。だから"いい人"だと思われているんだし...。)という反対意見も出てきそうですが、実は「相手に対する思いやり」には幾つかのレベルがあるんです。回答者さんが言いたいのは、あなたの"思いやりレベル"をワンランク上げてください、ということかもしれません。

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2."いい人"が恋人をつくるための2つの方法

結論から言うと、"いい人"が恋人をつくるためには2つの方法があります。

@."いい人"を好きになってくれる女性と出会う。
A."いい人"から脱却する。 ("ただのいい人"から"真のいい人"へと移行する。)

(どちらの方法が良いか?)と聞かれても、どちらも甲乙つけがたいものがあります。強いて言えば、この2つを同時進行的に実現するのがベストだと思います。

まずは、@番の「"いい人"を好きになってくれる女性と出会う」について話します。
実は、先の回答者さんの言葉「いつかは、そんなあなたを好きになってくれる女性が見つかるはず。」も、あながち捨てたものではありませんでした。ですが、ただ「座して待っているだけ」ではダメということです。
自分の行動範囲を広げて、積極的に動いて人と知り合い、交友関係を幅広く持つことによって、そういう女性と出会う確率を高めることが必要不可欠になります。

私の経験では、100人のうち2人〜3人ぐらいはそういう女性が存在します。
とはいえ、その2〜3人の女性のことを、あなたが好きになれなければ意味がありません。ですから、さらに交友範囲を広げて200人、300人、400人...それ以上の女性と出会うことが必要になります。
"いい人"を好きになってくれるタイプの女性は、比較的「おっとりとした性格」をしています。これまでの人生であまり苦労というものを知らず「箱入り娘」のように育ってきた女性です。そのせいか、男性経験も極めて少ない方です。
(注:あくまでも私の経験に基づいたデータです。中には、これらのタイプに当てはまらない場合もありますので、参考程度にとどめておいてください。)

また、"いい人"を好きになってくれる女性は、"いい人"のことを「いい人」とは表現しません。
「心がキレイな人」とか「愛情にあふれた人」とか「純粋な人」とか「誠実な人」とか、そういった言い方をします。きめ細かい洞察力と感受性を持ち、"精神的に美しいもの"を好んで"精神的に醜いもの"を嫌う傾向があります。

つまり、"いい人"であるあなたのことを表現するときに、まず最初に「いい人」という言葉が出てくる女性は、そのままのあなたに恋愛感情を持つ可能性は0(ゼロ)と言っても過言ではないということです。ただし、とっさに「心がキレイな人」とか「愛情にあふれた人」とか「純粋な人」とか「誠実な人」といった言葉が出て来なくて、ついつい「いい人」と言ってしまうこともありますので、判断方法としては確実なものとは言い切れません。

また、たくさんの女性と出会っていくと、実にさまざまなタイプの人がいます。
中でも非常に興味深かったのは、"いい人"を忌み嫌うタイプの女性です。このタイプの女性は、"いい人"が発する言葉を"上っ面だけのキレイ事"だと考えています。本音トーク以外の会話にはほとんど興味を示さず、クールで無口でドライな雰囲気を持った女性です。
彼女の見た目(容姿)の美しさが"ど真ん中ストライク"だったこともあって、私は、かなり積極的に係わりを持とうとしました。ですが、なにしろ"いい人嫌い"な彼女のこと、こちらがちょっとでも"いい人"風の態度を取ろうものなら露骨にイヤな顔をしてきます。やむ負えず"演技"に走ろうとするわけですが、相手は本音トークをぶつけてくるもんだから、あっという間にこちらの演技は打ち砕かれてしまいます。
つまり、彼女の前では、本来の姿でもある"いい人"を出すこともできず、かといって演技さえも封じられて、何も言葉を発することができない"窮地"に追い込まれてしまうのです。

すると、とても面白い現象が起こります。
まさか自分の中にあるとは思ってもいなかった"さまざまな負(マイナス)の感情"が湧き出してきて、それが言葉になって飛び出してくるのです。怒りの感情やら嫉妬心やら猜疑心やら...あげくの果てには、醜いまでのワガママな言葉まで出てくる始末...(まさか、この私にこんな一面があったなんて...!)
つまり、"いい人嫌い"な人と深く係わってみると、"いい人"の心の中に微か(かすか)に潜む自己中心的な部分が引き出されてくるのです。
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▼次回予告:"いい人"の三変化(さんへんげ)
▽次々回予告:「(普通の)いい人」から「(真の)いい人」へ

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